ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

【ネパール人留学生インタビュー】Saroj Lamaさん ーネパールと日本の架け橋になりたいー

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実は、意外と身近にいる外国人留学生。

でも、どんな人たちかわからないしちょっと近寄りがたい...。

 

日本で何をしているの?

どんな思いを持って、日本に来たの?

気になることはたくさんありますよね!

 

今回は、ネパール人留学生のSaroj Lama(サロジ ラマ)さんに
お話を伺ってきました!!

 

 

この記事を書いた人

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舛田菜緒(なお):広島大学法学部4年生 23歳         
1年間ネパールでインターンをしていた。
帰国後もネパールに関わる活動を続けている。       

わたしたちの紹介 - ネパールインターン生の奮闘記

 

 

Saroj Lama(サロジ ラマ)さん 

 

ナマステ!
まず、簡単に自己紹介をお願いします!

ナマステ!サロジ・ラマと申します。
24才です。
首都からバスで3-4時間のところにある
ラムチェという村で生まれました。
日本に来て2年半です。

 

サロジさんは今、
何をされているんですか?

介護の専門学校に通いながら、
介護福祉施設でアルバイトをしています。
今1年生です。専門学校には3年間通う予定です。

専門学校に入る前は、日本語学校に2年間通いました。

2年間でここまで日本語できるようになるなんて
素晴らしいですね!

ありがとうございます!
生活には困らないくらいにはできるようになりました。
でもまだまだです。(笑)

 

日本語学校の卒業式にて

 

日本を知ったきっかけは、日本人との出会い

留学先は世界中にたくさんあります。
その中でなぜ日本を選んだのでしょうか。

 

サロジさんはなぜ日本の留学に興味を持ったのですか?

私が学生のころ、村に日本人がボランティアに来ました。

豊かとは言えない私の村に来てくれ、支援をしてくれたんです。

一緒に活動をする中で、日本のことをたくさん聞きました。

日本の進んだ技術などを学んでくることは、
ネパールのためになるのではないかと考えるようになったんです。

日本へ留学するまでは、何をしていたんですか?

ネパールの軍隊で2年間くらい働いていました!

軍で働いていたんですね!

軍をやめて、「日本に留学する」と
決意したきっかけは何だったんですか?

将来のことを考えたときに、日本に行こうと思いました。

このままネパールにいるよりも、
日本でたくさんのことを学んだ方が良いと思ったんです。

ネパールで出会って一緒に活動していた日本の方々は
本当に良い人ばかりで、日本で仕事をしてみたいと思いました。

周りから反対されませんでしたか?

軍をやめると言ったとき、家族はおどろいていました。

せっかく軍に入れて仕事があるのに、やめるなんて...と。

でも、家族も日本人と交流がありましたし、
豊かで進んだ国に行って勉強したいという私の思いを
応援してくれました。

とても寂しがっていましたけどね。(笑)

 

勉強とアルバイトの両立

サロジさんは言語の壁がある中、留学先として日本を選びました。
実際に日本に来てどんなことを思ったのでしょうか。

 

日本に来て2年半経ちましたが、
日本での生活にはすっかり慣れましたか?

はい。日本語もできるようになったので、
生活で困ることはありません。

実際に日本に来てどう思いましたか?

想像よりも、豊かで親切な国。

そして、礼儀正しい人が多いなと思いました。

いろいろアルバイトとかもしたんですけど、
日本人の人はとても働き者で自分も頑張らないと、
と思いました。

サロジさんは今、介護の勉強やアルバイトをされているんですよね?

大変...ですよね?

介護の仕事や勉強はめちゃくちゃ難しいですけど、
なんとか頑張っています。

大変ですが、努力すればなんでもできるようになると思います。

日本は物価が高いので大変ですが、
生活費などは自分のアルバイトで稼いだお金を使っています。

 

将来の夢は、日本とネパールをつなぐ仕事

勉強もアルバイトも手を抜かないサロジさん。
将来やりたいことを聞いてみました。

 

専門学校を卒業した後はどんなことをしたいですか?

介護の専門学校を卒業したら、
もちろん介護の仕事をしたいです。

同時に、日本人と一緒にネパールをサポートできるような活動が
できたらいいなと思っています。

例えば、どんな活動ですか?

ネパールで助けが必要な人がたくさんいるので、
支援したいです。

日本人と一緒にボランティアの活動をした経験がずっと私の中にあって、自分もそんな活動をしたいという思いがあります。

日本とネパールを繋いで、両方の国がよくなるような仕事を将来したいです。

介護の仕事も続けながら、ということですよね?

そうですね。
介護の仕事の経験も役に立つと思います。
ネパールでも将来、介護施設が必要になるかもしれません。

そのときのために、自分が日本で学び、
ネパールに持って帰れるようにしたいなと思います。

素敵な夢ですね!
サロジさんならその情熱と行動力で、
きっとネパールの明るくできると思います!

インタビューに答えてくださり、ありがとうございました!

これからもっと頑張ります。
ありがとうございました!

▲ネパールで、日本人と一緒にボランティア活動をしていました 

 

インタビューを終えて(なお)

サロジさんはネパール人留学生の中でもリーダー的存在です。

学校での成績も優秀。

わたしたちとも積極的にコミュケーションをとって
一緒に活動してくれています。

今回改めて、サロジさんの思いを聞くことができてよかったです。

自分は留学に行くとき、こんなに将来のこと考えていなかったし、
「これをやるんだ」という強い思いを持っていなかった。

サロジさんと話すといつも、
自分はまだまだ情熱と思いが足りないなと思い知らされます。

これからも彼とともに、いろんな活動を展開していければ嬉しいです。


サロジさん、ありがとうございました!!