ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

紅茶のまち、イラムに行ってきました!

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舛田菜緒(なお):広島大学法学部4年生 23歳         
1年間ネパールでインターンをしていた。
帰国後もネパールに関わる活動を続けている。

わたしたちの紹介 - ネパールインターン生の奮闘記

 ナマステ!なおです。

今ネパールにいます!

今回、コーヒーのプロジェクトで初めてイラム地方に行きました。

イラムはここ↓

イラムまでの長~い道のり

カトマンズからイラムまで車で片道15時間。

距離は700km程度なのですが、

ひたすらくねくねの道、山の中のオフロードは当たり前。

 

時間がすっごくかかります。

 

そんな道を運転してくれるドライバーさんすごい。

 

 

気になったもの

長い道のりの中で、気になったものが2つありました。

 

①中国がつくった道 

1つ目は、中国が作ったハイウェイ。

 

ハイウェイと言っても、「高速道路」とは言い難い道です。笑

(ネパールのハイウェイはどこもそんな感じ。)

 

気になりポイントは、中国がこのハイウェイを建設する際に

「木を一本も切らずに建設する」

と宣言していた、ということです。

 

たしかに山の裾に沿うように、下から土などで盛り上げて道ができていました。

 

 

さすがに一本くらい切ったんじゃないかなーと思いますが、

自然を守るという観点では、その心意気は素晴らしいと思いました。

 

ネパール側もなかなか気に入っているみたいです。

 

ただ、そのせいでかなりのくねくね道になっていて

車酔い発生スポットであることは間違いありません!笑

  

②インドつくったダム

2つ目は、インドとの国境付近にある大きなダムです。

 

ネパールに流れるいくつかの川が合流している川は、かなりの川幅がありました。

 

そこで思い出したのが、数年前に起きた
タライ地域(ネパール南部の平野地帯)での大洪水。

 

当時はまだネパールに住む前であまり詳しくはわかっていなかったのですが、

「インドがダムを放流しなかったから、洪水が起きた」

と言われていたことは覚えていました。

 

まさに、そのダムでした。

 

もし雨季にインド側に川の水が流れ込むと、
インドのビハール州で洪水が起こり、多くの人がなくなる可能性が高い。

 

このダムでインドは自分の国を守っている。

その代わり、ネパールでは洪水が起こる。

その洪水によって命を落とす人も少なくありません。

 

ただ、インドでの人的被害を考えると、ネパールでの被害は小さい。

多くの命が救える方を、と考えるのも仕方ないのかもしれませんが...。

考えさせられる場所でした。

 

2つの大国に挟まれるネパールの現実

行きの車の中で考えたのは、

中国とインドに挟まれているネパールの現実。

 

この2つの大国の間に挟まれた内陸国ネパールは、

外交が大きく国内情勢を左右します。

 

発展に時間がかかっているのも、それらと関係がないとは言えないと思います。

ネパール社会に、「コーヒー産業」で一石を投じることができないか、

最近はそんなことを考えています。

 

自分には何ができるんだろ。

 

「イラムに行ってきた」 というタイトルなのに、

イラムまでたどり着けなかった...。

 

次回の記事では、イラムのこと書きます!!