紅茶のまち、イラムに行ってきました!
ナマステ!なおです。
今ネパールにいます!
今回、コーヒーのプロジェクトで初めてイラム地方に行きました。
イラムはここ↓
イラムまでの長~い道のり
カトマンズからイラムまで車で片道15時間。
距離は700km程度なのですが、
ひたすらくねくねの道、山の中のオフロードは当たり前。
時間がすっごくかかります。
そんな道を運転してくれるドライバーさんすごい。
気になったもの
長い道のりの中で、気になったものが2つありました。
①中国がつくった道
1つ目は、中国が作ったハイウェイ。
ハイウェイと言っても、「高速道路」とは言い難い道です。笑
(ネパールのハイウェイはどこもそんな感じ。)
気になりポイントは、中国がこのハイウェイを建設する際に
「木を一本も切らずに建設する」
と宣言していた、ということです。
たしかに山の裾に沿うように、下から土などで盛り上げて道ができていました。
さすがに一本くらい切ったんじゃないかなーと思いますが、
自然を守るという観点では、その心意気は素晴らしいと思いました。
ネパール側もなかなか気に入っているみたいです。
ただ、そのせいでかなりのくねくね道になっていて
車酔い発生スポットであることは間違いありません!笑
②インドつくったダム
2つ目は、インドとの国境付近にある大きなダムです。
ネパールに流れるいくつかの川が合流している川は、かなりの川幅がありました。
そこで思い出したのが、数年前に起きた
タライ地域(ネパール南部の平野地帯)での大洪水。
当時はまだネパールに住む前であまり詳しくはわかっていなかったのですが、
「インドがダムを放流しなかったから、洪水が起きた」
と言われていたことは覚えていました。
まさに、そのダムでした。
もし雨季にインド側に川の水が流れ込むと、
インドのビハール州で洪水が起こり、多くの人がなくなる可能性が高い。
このダムでインドは自分の国を守っている。
その代わり、ネパールでは洪水が起こる。
その洪水によって命を落とす人も少なくありません。
ただ、インドでの人的被害を考えると、ネパールでの被害は小さい。
多くの命が救える方を、と考えるのも仕方ないのかもしれませんが...。
考えさせられる場所でした。
2つの大国に挟まれるネパールの現実
行きの車の中で考えたのは、
中国とインドに挟まれているネパールの現実。
この2つの大国の間に挟まれた内陸国ネパールは、
外交が大きく国内情勢を左右します。
発展に時間がかかっているのも、それらと関係がないとは言えないと思います。
ネパール社会に、「コーヒー産業」で一石を投じることができないか、
最近はそんなことを考えています。
自分には何ができるんだろ。
「イラムに行ってきた」 というタイトルなのに、
イラムまでたどり着けなかった...。
次回の記事では、イラムのこと書きます!!