ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

初めてネパールに来た時のお話。

こんにちは!ネパです!
愛知県名古屋市から来ました舟橋裕斗(ふなはしひろと)です!

先日高校を卒業しました!
3月16日までIGCにてインターンシップをしているため高校の卒業式には出席できませんでした(泣)正直出たかったです!笑

今回は僕が初めてネパールを訪れた時の話をします。

 

なぜネパールに? 

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2017年4月 高校2年生だった僕は、名古屋の中高生が中心に活動している国際ボランティア団体に所属していました。

ある日のこと、1人のメンバーが企画を提案してきました。

 

「途上国の学校に図書館を作ることで子供たちが持続的に学べる環境を作りたい!」

 

「いいね!やってみようよ!」

 

僕ら団体のメンバーも賛同して、途上国に図書館を作る活動を始めました。

 

支援する学校は、ネパールの首都カトマンズから車で4時間のところほどにあるカブレパランチョーク郡ジャナウダール小学校。この学校には図書室がなく、コンクリートの打ちっぱなしの部屋を図書室に変えてほしいという要請を現地のNGOから受けました。

 

図書室を建設するお金は街頭募金から集めようと決め、協力団体と支援する学校が確定してから、企画実行までの5ヶ月間、僕たちは

「募金活動ではどんなことを伝えるべきなのか?」

「学校を訪れる上でどんなことを用意すればいいのか?」

などの議論を重ね、時にはNGOの方と電話を繋ぎながら協議し、実際に計8回程、名古屋市にある栄の久屋大通沿いで募金活動を行いました。

募金活動にかけた時間は凡そ15時間、その結果15万円もの支援金を頂くことができました!

 

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これも街頭募金中に声をかけて下さり応援してくださった方や募金に協力してくださった方のおかげです。本当にありがとうございました!

 

初めてのネパール滞在

ここから僕の初めてのネパールでの滞在が始まります!

図書室作り、まずは部屋の掃除から。

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キレイに掃除をしたら、カーペットを部屋のサイズに切り、接着剤で張り合わせ、乾いたら本棚や机を部屋の中に入れていきます。

NGOさんから送られてきた本を、色がついたシールを使い、内容の難しさによってレベル分けしていきます。レベル分けをすることで低学年向けの本は本棚の下段に置くなど、工夫対策ができるからです。

そして、本の名前を学校のパソコンに打ち込んでいきました。

(正直この作業が一番辛かったです!笑 ネパール語の本は先生方のサポートがありながらも解読するのには相当の時間がかかりました。)

 

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図書室建設作業では、ジャナウダール小学校の先生の協力が完成する上で最も重要なピースでした。
力仕事や本のレベル分けを手伝ってくださったり、お昼時にはお茶とクッキーなどをご馳走になったりとるなど本当に至れり尽くせりでした。

この時から、

ー「国際協力」というのは先進国の人が一方的に途上国の人に“してあげている”という感覚があるのではないか。ー

 という考え方は一切消え、

ー国を越えて共に支え合いながら創っていくー
だから「国際協力」なんだ!

 と思うようになりました。

僕たちからできる精一杯を、相手側からできる精一杯を、互いの気持ちを繋げることで信頼し合える関係性が構築することができるのだと学びました。

たくさんの方の協力を得て、この図書室を無事完成させることができました!

 

そして、初めて学校の子供たちに使ってもらう日。

今回、たくさんの本と出合うことで子供たちの見識を広めて将来の夢をもって欲しいという願いから、先生方と話し合い、授業の一環として週に1時間「読書」の時間を設けていただくことになりました。

また、図書室の使い方は日本と環境の違うネパールなりのやり方があるはずだと考え、使用のルールは先生に考えてもらいました。

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遂に企画の構想から約7か月、名古屋から約4500キロ。

ネパールの村の一つの学校に、僕らの思いをこめた図書室ができ、子どもたちに使ってもらう瞬間が訪れました。

あの時の喜びは今でもしっかりと覚えています。

どの本を読もうか悩んだ末に本を手にし、クッションに座って、本に書いてある文字を大きな声で読む。そして、読み終えたら本をもとにあった場所に戻して次の本。子どもたちが読書を楽しんでいるその姿に心を打たれました。

 

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微力ではありますが、子どもたちが支援に頼って生活するのでは無く、自主的に勉強して成長することで、「将来を自分の手で選択することの大切さ」などを伝えることができたのではないかと感じています。

これから、この子どもたちが一つでも多くの本に触れ自分の知識を広げてほしいと願っています!

 

追記:この支援の3か月後、ネパールにボランティアをした一部のメンバーが再度ネパールを訪れ小学校の様子を見学しました。図書室は継続して使用されていて、新しい本を学校が用意しているようです。今回のネパール留学でもこの村を訪れるので様子を見ていきたいです。

 

読んでくださりありがとうございました!これから自分がネパールで感じたことなどを記事にしていくので楽しみにしていてください!

これからもよろしくお願いします!