ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

コーヒープロジェクトが外務省草の根無償案件に採択されました!

この記事を書いた人

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福本朱理(あかりん):

東京農業大学 21歳
e-Educationネパールフィールドワークでネパールに初めて渡航
1年間e-Education国内インターンとして活動
現在はIncentive Group of Companies農業担当としてインターン

わたしたちの紹介 - ネパールインターン生の奮闘記

「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件に採択されました。

私たちが取り組んでいるコーヒープロジェクトが、外務省「草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下、草の根無償)」に採択され、先日在ネパール日本大使館にて署名式が行われました。

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草の根無償とは日本の外務省が開発途上国の経済社会開発を目的として行う公的資金援助の一つです。

その中でも今回は日本の企業が現地NGOとともに事業を行う、「官民連携案件」に採択されました。

現地NGO ARSOW Nepalとともに、日本企業と連携しながら、事業を進めていきます。

*現地メディア、Kathmandu Postにも掲載していただきました。

kathmandupost.ekantipur.com

 

助成金の使いみち

今回頂いた助成金は、コーヒーの精製加工場の建設と、機材の購入に使います。

コーヒーは収穫したあと、果肉除去、乾燥、脱穀、選別、焙煎などのいくつもの過程を経てみなさんがよく目にするコーヒー豆になります。
コーヒーの味、香りを左右するのは、コーヒー豆の品種や産地だけでなく、精製過程も重要なポイントです。

 

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わたしたちがこだわりたいと思っているところは、村に精製加工場をつくるということです。

農園の近くに工場があることで、収穫したコーヒーチェリーをすぐに精製することが可能になるということだけではなく、農村地域に雇用を生むことにも繋がります。

村に住む人々は、自給自足でのどかな生活をしていますが、その裏には、出稼ぎにいった家族からの送金に頼った生活をしているという側面があります。 

村に住む人が、村で、安定的に収入を得られる仕事ができるようにしたい、

農家さん一人ひとりが、誇りを持って仕事をし、より輝ける環境をつくることをサポートしたい、というのがコーヒープロジェクトを通して実現したい私たちの思いです。

コーヒーの栽培と精製加工によって、これまでの伝統的なライフスタイルを守りながら村に住む農家の経済的自立を実現する。

私たちが描く未来に、この工場の建設が大きく貢献してくれるのです。

 

コーヒープロジェクトのこれから

今回草の根無償の案件に採択されたことにより、より多くの人が関わりプロジェクト自体も大きくなっていくことを嬉しく感じると同時に、身の引き締まる思いです。

手探りで前に進むことも多いなか、この採択は、私たちにとっても、現地ネパールのスタッフにとっても1つの自信となりました。

時間のかかることもたくさんありますが、変わらぬ思いを持ってこれからも一歩ずつ前進していきます!

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これからもコーヒープロジェクトを暖かく見守っていただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。