ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

1年間のネパールインターン生活を終えて

この記事を書いた人

f:id:Everestbiu:20180903134106j:plain

福本朱理(あかりん):

東京農業大学 21歳
e-Educationネパールフィールドワークでネパールに初めて渡航
1年間e-Education国内インターンとして活動
現在はIncentive Group of Company農業担当としてインターン

わたしたちの紹介 - ネパールインターン生の奮闘記

f:id:Everestbiu:20190401124027p:plain

 本文

ナマステ!あかりんです。

 3月末に1年と18日に及ぶネパールでのインターン生活を終えて日本に帰国しました。1年間の学びとこれからのことを備忘録的に綴ろうと思います。 

自分自身と向き合った時間。

この1年間のインターン生活での一番の価値は
「自分自身が何者なのか」
「何をして生きていきたいのか」
「なんのために、誰のために働きたいのか」
そんなことを考え抜き今なりの答えを出せたことでした。

 そんなことわざわざ海外にいなくても考えられるだろう。という声もあるかもしれません。

でも、私はネパールに行く前は
「私が何をしたいのかがわからない」ことが一番苦しくて、
「自分を変えたい」と思っていました。
そして今はネパールでなかったらこの私なりの答えにはたどり着けなかったと思うし、それが今のタイミングで良かったと思っています。

 

今に至るには私の甘えと未熟さによって納得のいく成果までたどり着けなかったMOMOタロー、ダルバートピクニックなどの経験がありました。今思い出しても苦い経験ではあるのですが、やり遂げること、考え抜くこと、人を巻き込むエネルギー、夢中になるまでの走り出しなど経験したことは今後にも必ず生かしていきます。

 そしてネパールにいる期間にはたくさんの人と世界に出会いました。初めて知る世界や価値観ばかりで、渦巻く価値観がどれも眩しく見えて私の価値観や信念はその中のどこに帰属するのかを見つけようとしていた期間はとても苦しかったです。

その中で少しずつ見えてきた、私が譲れない点は動機づけにも、弱みにもなることを知りました。

きっとこの1年間の解釈はこれからの人生の中でアップデートされていくと思いますがそれもその時の楽しみにしていきたいなと思います。

 無数にあり、そして変化し続ける価値観と世界の中で、何が正解かを探すの難しいけれど、正解を探しもがくより自分の選ぶ道を正解にしていけるように生きていきたいと思います。

f:id:Everestbiu:20190401172939j:plain 

農業の現場に身をおいて

この1年間のもうひとつの側面としては、農業の現場に身をおいたということです。ネパールに行く前よりも、農業が好きで、農家さんを尊敬していて、農業分野で働きたい気持ちは強くなりました。

実際にコーヒー畑で草刈りをして、悪天候に悩まされて、生育不良に頭を抱えて助けを求めて、「多分今年ほとんど採れないです・・・」の報告が心苦しくて。という経験は農家さんの苦悩を知り、発信しないとそれを外部が知る由もないということも知りました。

私は農家さんのために働きたい。どんなに貧しくても、自分勝手に生きているように見られても、やっぱり一緒に畑に行って働いてくれる現地の農家さんは私にとっては尊敬の対象で超えたいと思う人でもあり、会いに行きたい人です。

そこら変に生えているバナナの皮をくるくるっとよじって紐にできる農家さんはかっこいいし、木をひょいひょいと登って果物を採ってくれる農家さんには憧れます。

 しっかりと現場の視点を持ち更新し続けながらも「みんながいいね!と言ったらやばい」感覚と、理解されなくても信じられる自分の強さを持ち続けて生きていこうと思います。

f:id:Everestbiu:20190401173003p:plain

 

次のステップへ

本当にたくさんの人に支えていただいたおかげで、この1年間という時間と経験に胸を張って次のステップに進むことができそうです。

これまで関わってきたコーヒープロジェクトと農業フィールドワークそしてネパールというフィールドからも一度離れようと思います。

コーヒープロジェクトは今後も現地メンバーや日本メンバーが協力して続いていきますし、私もコーヒープロジェクトには必ず戻ってきたいと思っています。

コーヒープロジェクトがどれだけ前に進んでいようとも貢献できるスキルを持った人間になって戻ってきたいと思っています。

 直近は大学の授業、就職活動に力を入れていきます。

 最後に

この期間を支えてくださったColorbathの皆様、IGCNepalの皆様、EVEREST BIUメンバー、ネパール在住の皆様、家族、友人に心から感謝いたします。

 

そしてこのブログ「EVEREST BIU 学生奮闘記in Nepal」の更新も一区切りつけようと思います。

「EVEREST BIU」という名前はネパールにそびえる世界最高峰の山エベレストの景色everest viewの発音に似せて、
「ever + est =今までの最高」とネパール語で「種」を意味する「biu」をあわせて
「今までを更新する最高の種を自分たちで蒔いていこう」
という思いから名付けられました。
このときの少し尖った情熱も思い返しながらときにはこのブログを開こうかなと思っています。

定期的な更新を続けられたわけではありませんが、皆さんからリアクションやコメントを頂くたびに発信することの大切さを実感することにも繋がりました。

このブログを見てくださった皆さんありがとうございました!

f:id:Everestbiu:20190401172918j:plain