高校生インターン!日本に帰国して考えたこと。
こんにちは!ネパです!名古屋出身 舟橋裕斗(ふなはしひろと)です。
3回に渡って僕がネパールに行ってどんなことを学び、経験したのかを書きました。
今回は僕のラスト記事です!
このインターンを通じて、学ぶだけでなく様々なことを考え、自分自身を見つめ直す時間もできました。
日本に帰ってきて改めて、この3週間や自分自身を振り返ってみて感じたことを最後に書いてみたいと思います。
途上国における観光業とは
まず、観光業について。
もともと海外が好きで、将来も観光の分野に進めたらという思いを持っています。
とくに、「途上国」の観光には興味がありました。
「途上国の観光業」といえば、
というイメージ。
ネパールに行き、現場にどっぷり入ることで、このイメージがもっと具体的になりました。
例えば、観光業は途上国を支える重要な産業であるということ。
ネパールにはたくさんの外国人観光客が来ます。
世界一高い山「エベレスト」は世界の人々を魅了しています。
一方で、インフラがしっかりと整備されていない国にとっては、天災や政治状況が観光業での収入に大きく左右しているということなどがわかりました。
自分自身について。
自分のことも見つめ直しました。
自分の強みや弱みが、より具体的になりました。
弱みが具体化されたことにより、克服するためにもより具体的な作戦が練やすくなったと思います。
これから大学生活が始まる、というタイミングでこれを知ることができたのはとても良かったと思います。
また、インターンとして挑戦していく中で、考えたことを実際に行動に移すことの難しさを実感しました。
自分の頭の中ではできる、やりたいと思っていても、実際にできるかどうかは自分次第。もっともっと考えたことをアウトプットしたり、形にしたりできるようになりたいです!
このように今回の留学では本当に多くの変化が自分の中にありました。 ネパールにいる中で感じた感情を忘れずにこの先の大学生活も頑張っていきたいです。
「また一回りも二回りも成長して戻ってきます!」
今はそう思います。
今回の留学では本当に多くの方のサポートがあったからこそ走りぬくことが出来ました
アティットダイ、なおさん、吉川さんに椎木さん、あかりさん、ガネシュダイ、ミナさん、・・・数えだしたらきりがないです!
夢をもっと追い続けるためにも、そして好きになったネパールに恩返しができるようにこれからも大学などのフィールドで頑張りたいと思います!!
本当にありがとうございました!!
1年間のネパールインターン生活を終えて
この記事を書いた人
福本朱理(あかりん):
東京農業大学 21歳
e-Educationネパールフィールドワークでネパールに初めて渡航
1年間e-Education国内インターンとして活動
現在はIncentive Group of Company農業担当としてインターン中
本文
ナマステ!あかりんです。
3月末に1年と18日に及ぶネパールでのインターン生活を終えて日本に帰国しました。1年間の学びとこれからのことを備忘録的に綴ろうと思います。
自分自身と向き合った時間。
この1年間のインターン生活での一番の価値は
「自分自身が何者なのか」
「何をして生きていきたいのか」
「なんのために、誰のために働きたいのか」
そんなことを考え抜き今なりの答えを出せたことでした。
そんなことわざわざ海外にいなくても考えられるだろう。という声もあるかもしれません。
でも、私はネパールに行く前は
「私が何をしたいのかがわからない」ことが一番苦しくて、
「自分を変えたい」と思っていました。
そして今はネパールでなかったらこの私なりの答えにはたどり着けなかったと思うし、それが今のタイミングで良かったと思っています。
今に至るには私の甘えと未熟さによって納得のいく成果までたどり着けなかったMOMOタロー、ダルバートピクニックなどの経験がありました。今思い出しても苦い経験ではあるのですが、やり遂げること、考え抜くこと、人を巻き込むエネルギー、夢中になるまでの走り出しなど経験したことは今後にも必ず生かしていきます。
そしてネパールにいる期間にはたくさんの人と世界に出会いました。初めて知る世界や価値観ばかりで、渦巻く価値観がどれも眩しく見えて私の価値観や信念はその中のどこに帰属するのかを見つけようとしていた期間はとても苦しかったです。
その中で少しずつ見えてきた、私が譲れない点は動機づけにも、弱みにもなることを知りました。
きっとこの1年間の解釈はこれからの人生の中でアップデートされていくと思いますがそれもその時の楽しみにしていきたいなと思います。
無数にあり、そして変化し続ける価値観と世界の中で、何が正解かを探すの難しいけれど、正解を探しもがくより自分の選ぶ道を正解にしていけるように生きていきたいと思います。
農業の現場に身をおいて
この1年間のもうひとつの側面としては、農業の現場に身をおいたということです。ネパールに行く前よりも、農業が好きで、農家さんを尊敬していて、農業分野で働きたい気持ちは強くなりました。
実際にコーヒー畑で草刈りをして、悪天候に悩まされて、生育不良に頭を抱えて助けを求めて、「多分今年ほとんど採れないです・・・」の報告が心苦しくて。という経験は農家さんの苦悩を知り、発信しないとそれを外部が知る由もないということも知りました。
私は農家さんのために働きたい。どんなに貧しくても、自分勝手に生きているように見られても、やっぱり一緒に畑に行って働いてくれる現地の農家さんは私にとっては尊敬の対象で超えたいと思う人でもあり、会いに行きたい人です。
そこら変に生えているバナナの皮をくるくるっとよじって紐にできる農家さんはかっこいいし、木をひょいひょいと登って果物を採ってくれる農家さんには憧れます。
しっかりと現場の視点を持ち更新し続けながらも「みんながいいね!と言ったらやばい」感覚と、理解されなくても信じられる自分の強さを持ち続けて生きていこうと思います。
次のステップへ
本当にたくさんの人に支えていただいたおかげで、この1年間という時間と経験に胸を張って次のステップに進むことができそうです。
これまで関わってきたコーヒープロジェクトと農業フィールドワークそしてネパールというフィールドからも一度離れようと思います。
コーヒープロジェクトは今後も現地メンバーや日本メンバーが協力して続いていきますし、私もコーヒープロジェクトには必ず戻ってきたいと思っています。
コーヒープロジェクトがどれだけ前に進んでいようとも貢献できるスキルを持った人間になって戻ってきたいと思っています。
直近は大学の授業、就職活動に力を入れていきます。
最後に
この期間を支えてくださったColorbathの皆様、IGCNepalの皆様、EVEREST BIUメンバー、ネパール在住の皆様、家族、友人に心から感謝いたします。
そしてこのブログ「EVEREST BIU 学生奮闘記in Nepal」の更新も一区切りつけようと思います。
「EVEREST BIU」という名前はネパールにそびえる世界最高峰の山エベレストの景色everest viewの発音に似せて、
「ever + est =今までの最高」とネパール語で「種」を意味する「biu」をあわせて
「今までを更新する最高の種を自分たちで蒔いていこう」
という思いから名付けられました。
このときの少し尖った情熱も思い返しながらときにはこのブログを開こうかなと思っています。
定期的な更新を続けられたわけではありませんが、皆さんからリアクションやコメントを頂くたびに発信することの大切さを実感することにも繋がりました。
このブログを見てくださった皆さんありがとうございました!
高校生インターン、最後の1週間!
こんにちは!ネパです!
名古屋出身 舟橋裕斗(ふなはしひろと)です。
遂に23日間のインターン最後の週が来てしまいました!! 早いです!!
最後の週は今までで学んだことをアウトプットすることを意識しました。
自分でツアーパッケージを作ってみた!
事前に会社の方から、旅行の日程を組むうえで必要なこと(どの年齢層をターゲットにするのか、またそれによってどんなツアーを組むのがいいのか、など)を教わり、その後実際に自分が考えるベストプランを作成してみました。
例えば、
ターゲット:学生
シーズン :GW、夏休み、春休み
日程 :8日間
長期休みを利用してネパールに来るであろう学生には、チトワンなどのジャングルや村でのホームステイ体験など日本では体験できないアクティビティが多めのツアーを作成してみました!
また、こんなパターンも考えてみました。
ターゲット:定年後のおじいさん、おばあさん
シーズン :オールシーズン(乾季がベター)
日程 :10日間
時間と金銭的に余裕のあるご年配の方には、ゆっくりとヒマラヤの自然を楽しめるようなハイキングやホテルなどをパッケージに組みこみました。
パターン別にいろいろなパッケージを考えていくことで、One to One マーケティングの姿勢が大切なんだということを学びました。
とくに、旅行は、お客様それぞれに「こだわりポイント」があるはずです。
お客様のそれぞれのニーズにあわせて臨機応変にパッケージやツアーを作ったり、案内できたりすることが大切だと思いました!
コスティングにも挑戦
実際に自分が作成したツアーはどれだけのお金が関わっているのか、というコスティングについても教えてもらいました。
「自分たちの利益はこのくらい 移動費はこのくらい、諸経費はこのくらい・・・」
と、今まで見えなかったところまで学ぶことができました。
旅行会社をやるということは、こういうところもしっかりと学ばないといけないなと強く思いました!
いつか自分が作ったツアーに、参加者が来てくださるとうれしいです!!
最終日にはプレゼン
自分は将来どんな旅行業を行っていきたいか、その思いについてのプレゼンテーションを行いました!
英語を使ってのプレゼンテーションは初めて。
英語もきっと間違っているところもあるでしょうし、うまく伝わっているか不安もありました。
ですが、すべては挑戦してみないとわからないと思います!
とりあえず挑戦してみよう!思いをもっと自分の内から出るようにしよう!
様々な思いを持ちながらプレゼンテーションをしました。
とても緊張しました!
それと同時に自分の思いを伝えることの楽しさと達成感というものを感じました。
インターンの最後にとても貴重な経験が出来たと思います!
たくさんのことを学んだ23日間
ネパールは本当に面白い国だと思います。ヒマラヤの絶景、独創的な文化、大自然。そんなネパールの魅力をもっと引き出せるような人になりたいです
それと同時に、
ネパールには今すぐにも解決しなければならない問題が山ほどあります。
児童労働、少女の人身売買、衛生環境、教育格差などヒマラヤの陰に隠れている問題が山ほどあります。そこにも逃げずに向き合って光が当たるようにしたい、今回のネパール留学で強く思いました。
正直な感想を言えば 「もう終わってしまった・・・!!」という感じです。
もっと話したいことがあったし会いたい人もいたし、行きたい所もありました。
でも、23日という短い留学期間の中で本当に大切な思い出ができました。
この経験はこの先ずっと忘れられないし、必ず次につながるものだと思います。
次回、帰国後に考えたことを書いて、高校生インターンのブログを終わりにしたいと思います!みなさん、応援ありがとうございました!
コーヒープロジェクトが外務省草の根無償案件に採択されました!
この記事を書いた人
福本朱理(あかりん):
東京農業大学 21歳
e-Educationネパールフィールドワークでネパールに初めて渡航
1年間e-Education国内インターンとして活動
現在はIncentive Group of Companies農業担当としてインターン中
「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件に採択されました。
私たちが取り組んでいるコーヒープロジェクトが、外務省「草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下、草の根無償)」に採択され、先日在ネパール日本大使館にて署名式が行われました。
草の根無償とは日本の外務省が開発途上国の経済社会開発を目的として行う公的資金援助の一つです。
その中でも今回は日本の企業が現地NGOとともに事業を行う、「官民連携案件」に採択されました。
現地NGO ARSOW Nepalとともに、日本企業と連携しながら、事業を進めていきます。
*現地メディア、Kathmandu Postにも掲載していただきました。
助成金の使いみち
今回頂いた助成金は、コーヒーの精製加工場の建設と、機材の購入に使います。
コーヒーは収穫したあと、果肉除去、乾燥、脱穀、選別、焙煎などのいくつもの過程を経てみなさんがよく目にするコーヒー豆になります。
コーヒーの味、香りを左右するのは、コーヒー豆の品種や産地だけでなく、精製過程も重要なポイントです。
わたしたちがこだわりたいと思っているところは、村に精製加工場をつくるということです。
農園の近くに工場があることで、収穫したコーヒーチェリーをすぐに精製することが可能になるということだけではなく、農村地域に雇用を生むことにも繋がります。
村に住む人々は、自給自足でのどかな生活をしていますが、その裏には、出稼ぎにいった家族からの送金に頼った生活をしているという側面があります。
村に住む人が、村で、安定的に収入を得られる仕事ができるようにしたい、
農家さん一人ひとりが、誇りを持って仕事をし、より輝ける環境をつくることをサポートしたい、というのがコーヒープロジェクトを通して実現したい私たちの思いです。
コーヒーの栽培と精製加工によって、これまでの伝統的なライフスタイルを守りながら村に住む農家の経済的自立を実現する。
私たちが描く未来に、この工場の建設が大きく貢献してくれるのです。
コーヒープロジェクトのこれから
今回草の根無償の案件に採択されたことにより、より多くの人が関わりプロジェクト自体も大きくなっていくことを嬉しく感じると同時に、身の引き締まる思いです。
手探りで前に進むことも多いなか、この採択は、私たちにとっても、現地ネパールのスタッフにとっても1つの自信となりました。
時間のかかることもたくさんありますが、変わらぬ思いを持ってこれからも一歩ずつ前進していきます!
これからもコーヒープロジェクトを暖かく見守っていただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
高校生インターン、予想以上のネパール! <2週目レポート>
こんにちは!ネパです!
名古屋出身 舟橋裕斗(ふなはしひろと)です。
先日高校卒業しました。四月から立命館アジア太平洋大学(APU)に進学します!
前回、インターンを開始して1週間の記録をまとめましたが、今回は2週目の記録をまとめたいと思います!
1週目のレポートはこちら↓
2週目での経験を一言でまとめると「ネパールを裏表すべて覗くことが出来た1週間」 なんじゃないかなと思います!
2週目では主に二つのことを体験しました。
①旅行会社のマーケティングと社会問題のリサーチ
②村にホームステイ
それでは、振り返ってみたいと思います。
①旅行会社のマーケティングと社会問題のリサーチ
↑パソコンに向かっているようすを、社員さんに撮られていました(笑)
旅行会社にとって大切なことは“お客様が何を求めているのかを理解して理想のパッケージを制作する”こと。
この感覚を養うために、インターン先から提出された課題に向き合ってインターネットの波をサーフィンしながらほしい情報を集めました。
時には、海外のサイトから。
英語で書かれたサイトは、どこに何が書いてあるのか理解するのに苦労しました...。欲しい情報までたどり着く難しさを痛感しました...!!
検索力。
もっと上げたいなと思います!!
そして、ネパールで近年問題として取り上げられている「少女の人身売買問題」と「児童労働問題」について調べ上げ、まとめました。
国際協力の最前線で活躍されている方の記事を読んでいく中で、ネパールの問題の深刻さを理解し、「楽しい部分だけでなく全部と向き合いたい。」と決心するきっかけになりました。
まだまだ知識も浅く至らない点も多い自分だからこそ、多くのことに挑戦して多くのことを吸収していきたい!
この思いでこの先も頑張っていきたいと思います。
②村でのホームステイ
そして、オフィスの活動だけでなくカトマンズから車で5時間かけたところにある村でホームステイをしました!
この村は、実は1年前学生団体のボランティアで訪れたことがある村なんです!!
懐かしいホストファミリーとの再会に胸がはずみます!
しかし...
村に到着するや否や生きているヤギさんをお肉にする準備が始まり、プロの仕事ぶりとショッキングな光景に凄い洗礼を浴びた気がしました(笑)
そして、夜はそのヤギのお肉でバーベキューをしました。
生きているところからお肉になるまで。
日本ではあまり見ることのできない過程を見れたことで食べ物に対しての感謝や「頂きます」という言葉の意味など深く考えることが出来ました。
そのほかにも、村の畑の雑草抜きの手伝いなど現地の生活を体験しました。
頭で支えると意外と持ちやすくて、便利。ネパールスタイルです。
村の滞在は一日だけでしたがとても濃い時間を過ごすことが出来ました!楽しかったです!!
2週目は様々なことをインプットすることが出来ました。きっと大学生活にも必ず活かされると思います!
最後の1週間のレポートもまた更新します!悔いのないように一秒一秒を大切に。読んでくださりありがとうございました!
初めてネパールに来た時のお話。
こんにちは!ネパです!
愛知県名古屋市から来ました舟橋裕斗(ふなはしひろと)です!
先日高校を卒業しました!
3月16日までIGCにてインターンシップをしているため高校の卒業式には出席できませんでした(泣)正直出たかったです!笑
今回は僕が初めてネパールを訪れた時の話をします。
なぜネパールに?
2017年4月 高校2年生だった僕は、名古屋の中高生が中心に活動している国際ボランティア団体に所属していました。
ある日のこと、1人のメンバーが企画を提案してきました。
「途上国の学校に図書館を作ることで子供たちが持続的に学べる環境を作りたい!」
「いいね!やってみようよ!」
僕ら団体のメンバーも賛同して、途上国に図書館を作る活動を始めました。
支援する学校は、ネパールの首都カトマンズから車で4時間のところほどにあるカブレパランチョーク郡ジャナウダール小学校。この学校には図書室がなく、コンクリートの打ちっぱなしの部屋を図書室に変えてほしいという要請を現地のNGOから受けました。
図書室を建設するお金は街頭募金から集めようと決め、協力団体と支援する学校が確定してから、企画実行までの5ヶ月間、僕たちは
「募金活動ではどんなことを伝えるべきなのか?」
「学校を訪れる上でどんなことを用意すればいいのか?」
などの議論を重ね、時にはNGOの方と電話を繋ぎながら協議し、実際に計8回程、名古屋市にある栄の久屋大通沿いで募金活動を行いました。
募金活動にかけた時間は凡そ15時間、その結果15万円もの支援金を頂くことができました!
これも街頭募金中に声をかけて下さり応援してくださった方や募金に協力してくださった方のおかげです。本当にありがとうございました!
初めてのネパール滞在
ここから僕の初めてのネパールでの滞在が始まります!
図書室作り、まずは部屋の掃除から。
キレイに掃除をしたら、カーペットを部屋のサイズに切り、接着剤で張り合わせ、乾いたら本棚や机を部屋の中に入れていきます。
NGOさんから送られてきた本を、色がついたシールを使い、内容の難しさによってレベル分けしていきます。レベル分けをすることで低学年向けの本は本棚の下段に置くなど、工夫対策ができるからです。
そして、本の名前を学校のパソコンに打ち込んでいきました。
(正直この作業が一番辛かったです!笑 ネパール語の本は先生方のサポートがありながらも解読するのには相当の時間がかかりました。)
図書室建設作業では、ジャナウダール小学校の先生の協力が完成する上で最も重要なピースでした。
力仕事や本のレベル分けを手伝ってくださったり、お昼時にはお茶とクッキーなどをご馳走になったりとるなど本当に至れり尽くせりでした。
この時から、
ー「国際協力」というのは先進国の人が一方的に途上国の人に“してあげている”という感覚があるのではないか。ー
という考え方は一切消え、
ー国を越えて共に支え合いながら創っていくー
だから「国際協力」なんだ!
と思うようになりました。
僕たちからできる精一杯を、相手側からできる精一杯を、互いの気持ちを繋げることで信頼し合える関係性が構築することができるのだと学びました。
たくさんの方の協力を得て、この図書室を無事完成させることができました!
そして、初めて学校の子供たちに使ってもらう日。
今回、たくさんの本と出合うことで子供たちの見識を広めて将来の夢をもって欲しいという願いから、先生方と話し合い、授業の一環として週に1時間「読書」の時間を設けていただくことになりました。
また、図書室の使い方は日本と環境の違うネパールなりのやり方があるはずだと考え、使用のルールは先生に考えてもらいました。
遂に企画の構想から約7か月、名古屋から約4500キロ。
ネパールの村の一つの学校に、僕らの思いをこめた図書室ができ、子どもたちに使ってもらう瞬間が訪れました。
あの時の喜びは今でもしっかりと覚えています。
どの本を読もうか悩んだ末に本を手にし、クッションに座って、本に書いてある文字を大きな声で読む。そして、読み終えたら本をもとにあった場所に戻して次の本。子どもたちが読書を楽しんでいるその姿に心を打たれました。
微力ではありますが、子どもたちが支援に頼って生活するのでは無く、自主的に勉強して成長することで、「将来を自分の手で選択することの大切さ」などを伝えることができたのではないかと感じています。
これから、この子どもたちが一つでも多くの本に触れ自分の知識を広げてほしいと願っています!
追記:この支援の3か月後、ネパールにボランティアをした一部のメンバーが再度ネパールを訪れ小学校の様子を見学しました。図書室は継続して使用されていて、新しい本を学校が用意しているようです。今回のネパール留学でもこの村を訪れるので様子を見ていきたいです。
読んでくださりありがとうございました!これから自分がネパールで感じたことなどを記事にしていくので楽しみにしていてください!
これからもよろしくお願いします!
高校生インターン!初週を終えて
こんにちは!ネパです!名古屋出身 舟橋裕斗(ふなはしひろと)です!
先日高校卒業しました!四月から立命館アジア太平洋大学(APU)に進学します!
今、僕は3月中旬までネパールの旅行会社IGCでインターンシップをしています
2月の25日からインターンが始まってもう一週間がたちました!
一瞬ですね! 高校での3年間を終えてそこからすぐネパールの会社でインターン・・・
知らないことだらけの中で様々なことを毎日経験しています。
その毎日の記録をまとめたので是非見てください!
1日目 会社初出勤! 緊張の連続!!
インターン一日目。
「どんな人がいるのかな?」
「オフィスはどんな感じなんだろう?」
「自分は会社の方に受け入れてもらえるのかな?」
などと無駄な心配事を頭の中でぐるぐると巡らせてしまったせいで、ガチガチに緊張してしまい会社の方とうまくコミュニケーションを取ることが出来ずに少し後悔してしまいました!(ちなみに会社の中には日本人の方がいない日が大半です!)
あれっ、自分ってこんなにも内気だったかな? 明日こそはなせるようになりたい!と、最初思っていた理想のイメージとの違いに驚きながらもこれから始まるインターンにドキドキとワクワクした気持ちを持っていました!
とても緊張している時に取ってもらった写真です!(笑)
その後、日本人のスタッフの方が来てくださり、僕を含めた四人で自分のインターンをこれからどうやっていくのかというのを話し合いました!
自分は多くの方にサポートされているんだなということを強く感じる瞬間でした。
2日目 無事仲良くなれました!名前交換ラッシュ!
昨日は緊張のあまりうまく話せなかったため、そんな自分を変えたい!と思い予定の集合時間より一時間早く出勤して自己紹介を始めました!
そして名前を覚えてもらえるように名札を制作して常に首に下げるようになりました。
「ナマスカール メロ ナム ヒロ ホ(こんにちは 私の名前はヒロです。)」
「マ アターラ マルサク フン(私は18歳です)
「I am Intern in this company. I think there are many things to confuse me. So please tell me how to use it, what is it!(私はこの会社のインターン生です。私にとってわからないことがたくさんあると思います。その時は使い方やそれが何かなど教えてもらえて欲しいです!)」
「タパイサンガ ベテラ デレイ クシ ラギョ! ダンニャバード(あなたに会えて本当に嬉しいです!ありがとうございます!)」
このような覚えたてのネパール語と英語を使って、オフィスの様々な箇所を巡ってあいさつ回りをしました!
名前を交換した人数は35人!
昨日のシャイな自分から、少しだけ前に進めることが出来た気がしました。
なかには「ヒロさん!写真を撮りましょう!」と一緒に写真を撮ってくださる人もいました!
嬉しい瞬間!
そして、オフィスに隣接されている日本語学校にお邪魔して、日本の土地と日本の調味料についての授業をしました。
日本語とネパール語を使って、簡単な絵(上手ではないです笑)を交えながら授業をしました。
時には生徒さんから笑い声が出るなど楽しい雰囲気で日本を伝えることが出来ました。
3日目~7日目 仕事に何とかついていけるようになりました!
インターンはオフィスを飛び出して外でも。
ある日は、カトマンズからバクタプルに移動して、出稼ぎの方が働いているレンガ工場と、40人ほどの子供を受け入れているケアハウス(孤児院)を訪れました!
今まで、ネパールの表面的で楽しいイメージのものだけを見てきた自分にとって、こういった労働環境の現場や児童保護の様子などを見学できたことは本当のネパールを知る上で必要不可欠だと思うし、これからの活動の励みになっていくのではないかと感じています!
インターンが始まって一週間は、慣れない環境や生活リズムに戸惑いつつも少しづつ成長している自分の姿を感じることが出来ました!
まだまだインターンは続きます!この先も多くのことを吸収して今後の大学生活にも生かしていきたいです。
読んでくださりありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!