ネパールについての書籍紹介
こちらにネパール語学習者が参考にできる本をまとめる。
オススメ度を示しているが筆者の独断であり、
対象は
「デヴァナガリ文字をマスターし、
文法事項から本格的にネパール語を学ぼうとしてる者」
を想定している。
ネパール語についての書籍
『基礎ネパール語』 石井溥著
オススメ度:★★★★★
文法事項を学び、
単語さえ知っていれば0から独自の文章を作れるようになりたい人へ
非常にオススメの参考書である。
ネパール語を体系的に学べる日本語で書かれたものは、
現在のところ、これしか見当たらない。
総じて優れた参考書ではあるが登場する単語数が限られており、
単語は別で覚える必要がある。
付属のカセットテープは大学書林に確認したところ、
現在発売されていない。(2018年現在)
『CDエクスプレス ネパール語』 野津浩仁著
オススメ度:★★★★☆
テーマごと分かれた会話文が書かれており、詳しい解説がある。
また問題も付いており、ネパール語の練習には非常に良い参考書。
問題が非常に良く練られており、
内容が丁度良く反復されている。
初心者向けであるようだが、
全くのビギナーであると少し壁が高い印象がある。
『基礎ネパール語』で文法をやり終えてから練習台に使用するのがオススメ。
『基礎ネパール語』をかなり参考にしているものと予想される。
登場する単語等が重複している。
『基礎ネパール語』で文法事項を抑え、
こちらで問題を解くというのが非常に良いと思われる。
また付属CDで発音をチェックできるので是非活用してほしい。
『ネパール語基礎1500』 鳥羽 季義著
オススメ度:★★★★☆
(単語帳としてのオススメ度)
内容はネパール語(デヴァナガリ文字+アルファベット)と日本語訳が
掲載されているのみである。
例文や詳細な意味などの記載はない。
しかし選定が非常によく考えられているのであろう、
日常会話に登場頻度が高い単語ばかりである。
一番初めの単語帳として活用をオススメしたい。
辞書としての活用は勧めない。
『やさしいネパール語の決まり文句』 東谷 岩人 著
オススメ度:★★★☆☆
テーマ毎の会話中心。
ネパール語エクスプレスと異なる部分は
文法事項がより詳しく説明されていることである。
文法に関しては
ネパール語基礎≫やさしいネパール語の決まり文句>エクスプレス
といった印象である。
価格が安く手に取りやすいのも良い点。
『SS式 すぐに話せるネパール語』
オススメ度:★★☆☆☆
付属のCDを購入し、定型文を覚えたい人または、
すぐにでもネパール人と会話を始めたい人に勧めたい。
分量も限られているので2時間程で1周できてしまう。
それを繰り返すと日常会話はカバーできるのではないかと思う。
しかし、返答を理解できるようになるためには
やはり上記の『基礎ネパール語』で文法を学ぶ必要がある。
『おもしろく学ぶネパール語』 山形 洋一 著
オススメ度:★★☆☆☆
題名の通り、ストレスなく学べるように
テーマ別で場面が想像しやすい教科書になっている。
しかし価格が高い。
こちらよりもエクスプレスを購入する方が価格的にも良いかもしれない。
ネパール語についての書籍 辞書
『ネパール語辞典』 三枝礼子 著
オススメ度:★★★★☆
日本人ネパール語学習者の中で一番有名な辞書である。
しかしびっくりするほど価格が高い。
その価格から私は手にしたことがないので、
内容には詳しくないが、
きっと良い辞書であるとは予測できる。
『ネパール語・常用3000語』 山本 忠義 著
オススメ度:★★★★☆
私は手にしたことがないが、
アマゾンのコメントで非常に気になった辞書。
以下引用。
ネパールでネパール語を学んでいますが、辞書の内容を見てその質の高さと親切さに驚かされました。日本で出版されているいくつかの日ネや英ネの辞書より実際的で、整然としていて文例も載せられています。何より、よく使う言葉には言語学習で特に大切な類語が載せられていて、その微妙な違いについても理解できる本は、日本語ではこの辞書以外にはないでしょう。三枝礼子さんの大きな辞書よりずっと数は少ないものの、よく使う語をずっと詳細で、すぐに応用できるように書かれています。単なる辞書とは違い、熟読するに値します。他にレビューがなく、私も今まで知らなかったので、質の高さに比べると知名度が低そうなのでもったいないと思います。 By Clean
難点はやはり価格。
2万円以上する。