ネパールインターン生の奮闘記

さまざなキッカケから、なぜかネパールに1年間インターン生として活動している「なお」「あかりん」「あまのっち」。わたしたちの葛藤と日々の挑戦。

Eberestbiu

トビタテ奨学金 二次試験 面接対策

【二次試験対策】

 

二次試験には個人面接とグループディスカッションがあります。

別々に見ていきましょう。

 

個人面接

持ち時間:20分

 

個人によってどういった用意をするのか、かなり異なっているようです。
自分の留学プランを一番分かりやすく伝えられる方法で望みましょう。

 

僕は紙芝居風の軽い説明と、A4・2枚のハンドアウトを用意していきました。

 

結局、面接官の方はハンドアウトには目を通さず、
紙芝居を披露するタイミングも無かったです。笑

 

個人面接は面接官による大分その趣が異なるようなので、
沢山の人の体験談を聞いて備えましょう。

 

一応、面接後に思い出してメモ書きしたものがあるので、
公開します。

僕の緊張具合をお楽しみ下さい。笑

 

www.dropbox.com


 

グループディスカッション(GD)

 

さて、GDですね。一番のアピールポイントであると僕は思っています。

 

GDで一番見られているポイントは何でしょうか???

 

僕なりの答えは

 

『協調性』

 

です。

 

トビタテグループに入って、
この学生は日本の留学機会醸成に寄与できるほど協調性があるか?

他人とのコミュニケーション能力に長け、他人を理解し、
思い合うことができる人間かを見られていると思います。

 

では、どうのようにすれば協調性をアピールできるのか?

重要なことは『周りを見る』ことです。

 

グループ内では必ずGDに不慣れな学生や、
慣れすぎて自分の方法論に固執する学生などがいます。

 

そんな学生をあなたはどうしますか?

 

GDでは自分を支点にして考えるとダメです。

周りを支点にして物事を運んでいきましょう。

あなたは潤滑油です。

 

例えばGDに不慣れそうな学生には、しっかりと話を振る。

振り方も重要です。

 

「〇〇さんはどう思う?」

 

これでは不十分かもしれません。
〇〇さんは慣れてませんから、きっと答えにつまります。

 

例えば、〇〇さんのメモを覗き込み、

 

「あ、それ自分もそう思ってました。〇〇さんは、なんでそれが重要だと思うの?」

とか

「〇〇さんは、Aについて良いと思う?それとも悪いと思う?」

 

など確実に答えられるよう話を振りましょう。

 

逆に慣れすぎて自分の方法論に走る学生には、少しストップをかけてあげましょう。

「否定」ではなく「再考を促す」のが良いです。

 

Case①

学生A 
「じゃあまず役割決めようか。司会やるので、書記とタイムキーパーと発表者決めてください。」

あなた 
「あ、役割決めるのもいいけど、まだ個人の個性分からないから、少し議論してから役割決めても遅くないんじゃない?その代わり、僕がタイムキーパーするよ。」

 

Case②

学生A 「△が一番いいね。これを結論にしよう。」

あなた 「あ、□っていう意見もあったけど、それはなんでダメだと思いますか?」

 

Case③

学生A 一人でめっちゃ喋る。

あなた 
「あ、Aさん。それかなりいい意見ですね。
それ僕はいいと思うんだけど、Bさんはどう?首かしげた仕草してたけど笑」

 

 

とまぁ本当にケース・バイ・ケースで難しいです。

ただグループ全員のことをしっかり見て、
全員が議論に参加出来るように気を配るということを意識していれば、
自ずとあなたの評価も上がるだろうと思います。

 

以上、頑張ってください。

 

留学を考えている人で何かアドバイスを求めている人は連絡して頂ければと思います。

僕がアドバイスできそうな領域は
「フィリピン」「ネパール」「長期留学」
等です。

 

あまりにかけ離れた分野だとアドバイス出来ないので
宜しくお願い致します。

トビタテ奨学金 一次試験対策

こんにちは。あまのっちです。

 

僕は文科省がしているトビタテ奨学金の9期生に採択をされ、
1年間ネパール留学を支援して頂いております。

 

その経験と、少し試験のコツを書いていこうと思います。

 

この記事を読んでいるあなたは恐らくトビタテ奨学金に応募予定の学生だと思います。

 

もしあなたが応募自体を悩んでいるのなら、
試験対策記事を見る前に、是非こちらの記事を一読して頂きたいです。

 

everestbiu.hatenablog.com

 

 

 

【一次書類審査のコツと本音】

 

9期生の僕が一次・オンライン申請をしたのは2018年の1月頃でした。

 

オンライン申請で必要なのは

 

・実践活動について(1000字)

・自由記述(A4×2枚)などなど

 

他にも細かいものがありましたが特に重要なものは、この2つかなと思います。

 

多くの先輩トビタテ生がその作成のコツを伝授してくれたので、
僕も僕なりに重要だと思うことを2点だけお伝えします!

 

一次試験に重要なポイント①

まず1点目は

 

実現可能性

 

つまり受入機関です。
しかし、ここで勘違いしてほしくないのは

 

受入機関がなくても受かるよ。

 

ということ。

 

大切なのは

「受入機関の獲得のために必死になっているか」

ということ。

 

わかりやすくケース別で見ていきましょう。

 

Case①

「グーグル先生に頼りっぱなし編」

 

フィリピンで教育関連NGOインターンを探し中のAさん

 

申請書類の内容

フィリピンの日本NGOである〇〇にインターンをします。

〇〇はスラム街で貧困層を対象としたワークショップを開いたり、
里親制度を導入し奨学金を与え、
公立学校に通えるようにしたりと熱心な活動をしているNGOです。

現在、受入申請中で面接待ちをしています!

 

 

上記のような感じだと正直、微妙です。
いや、微妙というよりは、
Aさんが、能力があり奨学金を受けるに値する人財なのか分かりにくい。

 

もしかするとグーグル検索に

「フィリピン NGO 貧困」

と調べて一番上に出てきたものにインターンを応募しているだけなのでは
と捉えかねないです。

 

解決策

必死に受入先を探している。
そのくらい本気で留学に行きたいと思っているということを伝えましょう。

 

例えば

大学の教授に相談をして、紹介して頂けるようお願いをしている。
通常はインターンを受け入れていないが、それでも連絡をしている。
友人のツテを借りて、連絡している。
もう実際、現地にいって頭を下げてきました。

 

などです。

※もちろん嘘ついたら駄目ですよ。

 

一次試験に重要なポイント②

 

5人以上には申請書類に意見をもらう

 

僕も面識のない先輩トビタテ生にコンタクトして、意見を頂きました。
留学相談サイトが沢山ありますので活用をして、
できるだけ多くの人からアドバイスをもらいましょう。

 

オススメは以下2つです。

因みにDiverseasはトビタテ生が創業者です。

 

www.ryugakucompass.com

diverseas.com

 

 

まとめ

あなたは一次書類に不安を感じていますか?

 

結論、受かる人は受かります。
そこまで不安になる必要はないですが、できることはしっかりと対策をして、
一次を通過しましょう。

 

参考になるか分かりませんが僕の自由記述を公開します。
ダウンロードは自由ですが、他人へのシェアはお控え下さい。
また、何かあればコメント頂ければ嬉しいです。

 

www.dropbox.com

 

トビタテ奨学金 デメリット

【トビタテ奨学金制度のデメリット】To応募を悩むひとへ

 

僕の大学で、トビタテ応募期間中の大学主催対策会で
一人、興味深い学生に会いました。

 

その学生は9期の一次審査に通過し、2次審査を明後日に控えていました。

 

何気なく、その学生と話していると不意に彼が一言、

 

「おれトビタテ辞退するわー。明後日、東京行かない。」

 

 

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 「は??」

 

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一ヶ月10数万円タダで貰える奨学金を目の前にして、辞退するってどういうこと??

と頭にはハテナが浮かぶばかり。

 

話を聞いてみると、辞退の理由は

 

・受入先機関が本当に行きたい場所ではない

・現地にいって、もっと自由に感じたまま行動したい

・自分がやりたいことがまだ明確ではない

 

とのこと。

 

その時に僕が思ったのが、

 

「これがトビタテのデメリットだな」と。

 

この学生のような人って、かなり人数がおられるのではないかと思います。
はっきり言うと、そういう人がトビタテに合格して留学しても、
自分が納得できる留学はしづらい。

 

やりたいことがまだ明確ではない人

 

この言葉に当てはまる人は、
トビタテ以外の奨学金制度や私費留学等の道に進む方法もオススメします。

 

トビタテ奨学金制度はとても良い制度で、多く学生の夢を叶えています。
これに僕も支えられて、今があります。

 

しかし、万能ではありません。

 

無いように思えて留学生を応援してくれる制度は他にあります。

 

自分にとって一番良い、一番合った留学のカタチは何なのかを
深く考えてみると新たな道が開けるかもしれません。

 

ここから個人的な話ですが、
僕はこのトビタテ9期生としてネパールに留学する以前に
私費でフィリピンに1年間留学していました。

 

現地で感じたまま行動したい。
と強く感じていたから私費留学を選択しました。

 

留学当初はフィリピン大学に通い始めましたが、
日本人の多さと大阪大学フィリピン語専攻と変わらない現地の授業に違和感を感じ、
2週間足らずで通うことをやめました。

 

もっと深いフィリピン人との交流を求めて、現地企業でインターンを半年間経験。

 

それから首都マニラ以外での生活を求め、
セブ島に生活拠点を移し、そこで再びインターンを半年間経験。

 

インターン中にも数ヶ月間、スラム街に生活拠点を移すなどしました。

 

と、当時の僕はやりたいことが分からず、かなり迷走していていました。

 

しかし私費留学というスタイルを存分に活かし、
積極的・主体的に行動できたと思っています。

 

繰り返しですが、
あなたにどの留学スタイルが一番マッチしているかは、
あなたにしか分かりません。

 

盲目的にならず広い目線で留学を考えることをオススメします!

 

ネパールとの出会い

 

 

ナマステ!なおです。

私は、2018年の5月まで約9ヶ月間ネパールに住んでインターンをしていました。

今回は、「なぜインターンすることに決めたのか」「そもそもなぜネパールなのか」を自分でも振り返りながら書いていきたいと思います。

 

きっかけは2015年のネパール大地震

大学入学してから、国際交流ボランティアや東北復興支援ボランティアの活動をしていました。

国際協力に携わりたいという思いがあったのでインドネシアベトナム、インドに訪れたり、仙台に行ったことをきっかけに災害復興や防災に興味をもつように。

そんな中、2015年4月ネパールで大震災が起こりました。

同じ大学のネパール人留学生から、復興支援の募金活動を一緒にしてくれないかと誘われたのが始まりでした。

 

募金活動をしていくうちに、

『募金で被災地のサポートをするのも意味があること。でも、もっと継続的にできることはないか』

と考えるようになりました。

それが、ボランティアとしてだけではなく「ビジネス」としても活動して行くという選択肢が自分の中で生まれてきました。

 

初のネパール渡航

百聞は一見にしかず。

それまでに集めた募金と勉強道具などの物資を持ってネパールにいくことにしました。

実際に足を運んで、自分の目で見て、現地の人と話してみなければ本当のことはわからない。

そう思って訪れたネパールでしたが、期間が短かったこともあり全然現地のことはわかりませんでした。

そこで思ったのは、

長く滞在して現地の人と一緒に「生活する」ことで、もっとわかることがあるのではないか。

…ネパールに住んでみたい。

ということ。

 

ネパールで会った人たちも素敵すぎました。

この人たちと一緒に働いてみたい!と思ったんです。

 

すぐに現地会社でのインターンを決心し、社長にお願いしました。

あえて、ボランティア団体ではなく企業を選んだのは「ビジネス」で途上国と関わりたいと思っていたからです。

 

いかに現地に近づけるか

いろいろな活動を通して、いかに現地の目線に立てるか、自分ごととして考えることができるかが重要だとあたらめて痛感しました。

実際にネパールに住んでみたからこそわかったことがたくさんあります。

この経験は、これからどんな活動をするにしても活きてくるものだと感じています。

 

これから

これが私のネパールとの出会いです。

「なぜネパールなのか」という問いには、正直うまく答えることができません。

ネパールと出会ったのは、本当に偶然だったと思います。

ネパールで素敵な人たちに会ったこと、ネパールが好きになったこと。

インターン先としてネパールを選んだ理由はそれくらいです。

でも、それが一番大切だったりするのかなと。

この人を幸せにしたい!一緒にいたい!

そんな思いが、何か新しいものを生み出したり、国際協力につながったりして行くんだと思います。

私の場合、それがたまたまネパールだったのかなと思っています。

 

今後の人生においても何らかの形でネパールに関わり続けたいと思っていますが、どうなるかわかりません。

今、1年前には想像していなかったことをしているように。

 

でも、是か非か、やってみないことわからないことだらけです。

常に動くこと、前に進み続けることだけはやめずに頑張っていきます!!

 

 

 

防災活動

【防災】

 

概要

「防災・減災」は、持続的な社会のために世界中の国が考えなければならないトピックです。

とくに、日本・ネパールは自然災害が多い国であり、自然災害に対して一層の対策が必要になっています。

防災について知ってもらうためには、まずは自らが学び実際に参加すること、そしてそれを発信していくことが必要だと感じ活動を始めました。

 

活動内容

・ネパール・日本における防災活動への参加/お手伝い

・情報発信

活動への思い

「防災・減災」は日本とネパールが共通して取り組まなければならない重要なテーマであり、日本は自然災害の経験が多い分、防災に関しても世界をリードする存在です。

これらの経験や教訓を伝えていくことは、ある意味日本人としての使命だと感じています。

自然災害を食い止めることはできないけれど、防災活動を通して被害を少なくしたり、多くの命を救うことができると考えています。

防災を多くの人が「自分ごと」として考えられるように、また『Bosai』が世界共通語となるよう様々な活動を通して広めていきたいです。

 

フィールドワーク

【フィールドワーク】

 

[:contents]

 

概要

ネパールの観光業は、2015年震災後に一旦落ち込んだものの
2017年には海外からの観光客数は約94万人を記録(2017年12月現在・Department of Immigration)し過去最高となりました。

観光業は、ネパールの主要な産業の1つであり、震災復興、国の発展においても重要な役割を担っています。
ネパール政府も2020年を観光年とし海外へのプロモーションに一層力を注いでいるところです。
 
・国の復興・発展のためにも観光客数増加に貢献すること
・ネパールのよりよい復興、持続可能な開発に貢献できる観光ビジネスにすること
・日本の人々にネパールの魅力を知ってもらい、ネパールに良いイメージを持ってもらうこと

これらを目的に事業をおこなっています。
 
また、先進国・日本に住む人が途上国ネパールで学ぶことは山ほどあります。
普段気づかないことに気づかせてくれる、それもまたネパールの魅力です。
その学びのきっかけとなるフィールドワークを企画・運営しています。
 

活動内容

・ネパールの魅力を発信するためのウェブサイト運営

・フィールドワークの企画・運営

 

過去のフィールドワーク

・途上国の教育のいまを知る10日間(2018年2月)

・被災地の復興のいまを知る10日間(2018年3月)

活動への思い

ネパールは魅力に溢れる国です。
 
ヒマラヤ山脈をはじめとする自然が豊かで
さまざまな文化や宗教が交錯し、独特の雰囲気を醸し出す国。
 
しかし、日本にはネパールについて知っている人はまだまだ少ないです。
また、途上国は、きたない・こわい・危険というイメージが先行し、旅行先としては敬遠されがちなのが現状です。
 
ネパール現地からの生の情報を発信していくこと、
ネパールを知るきっかけ、行くきっかけを作ること
ネパールという国に出会い、足を運ぶ人が1人でも多くなればという思いで活動しています。
 
実際に行ってみることが復興や発展にもつながっていくと思います。
 
ネパールの観光情報サイト『ネパールにハマール』もぜひご覧ください!
 
 
 
 

バスシリーズその②キュウリのおばちゃん

ナマステ!あかりんです。

農村部に行くためバスにのることが多い事から始めたバスシリーズその2。


基本的にローカルバスに乗ると周りはネパール人ばっかり。

その中でもおばちゃん率が高い。

そしておばちゃんはいつもキュウリをくれる。

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豪快に半分に折って、

「はいこっち!」

と笑顔でくれるおばちゃん。

 

バスの中はムシムシしているのでこのキュウリ最高に美味しいんです。

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このおばちゃんもやっぱりキュウリくれました。

もっと前からもらっていたけど写真撮ってなかった・・・

とにかくおばちゃん高確率でキュウリくれるんです!!!

 

あ、この日はキュウリじゃなくてライチでした。

今ライチのベストシーズンだからね。

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このキュウリやライチたち。

どこから来るのかというと・・・

 

こうやって農家の人や八百屋さんがバスの乗客をターゲットに売りに来るんです。

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「一袋100ルピーだよ〜」

って。

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今まで見たことがあるのは

キュウリ、ライチ、リンゴ、スイカ

ですね。

新しい野菜を売っているところ見たらバスシリーズ更新しようと思います!(誰が興味あるんだろ・・・笑)

 

ネパールの長い移動時間。こういう楽しみ方もあるので
ぜひネパールに来たら試してみてください!

(お腹は壊さなように気をつけて!)