悪臭と価格破壊 〜ネパールの卸売市場に潜入!〜
ナマステ!あかりんです。
ネパールの首都カトマンズを歩いているとよく見かけるのが八百屋さん。
お店を構えている人もいれば、
改造した自転車のような乗り物で売っている人もいます。
(なんでこんなに近い距離で売るんだろう・・・。)
お店はいたるところにあるのですが、
こんなたくさんの野菜や果物がなっている畑は首都カトマンズで見たことがない!
・・・ということで調べてみたらカトマンズで売られるの生鮮食品の卸売を人手に担う場所を見つけました!!!
「カリマティ タルカリ バザール」というらしい。(カリマティという場所にある野菜市場という意味。)
わかったらとりあえず行こう!!
「場所」と「朝3時からやっている」という情報をもとに出発。
この時間はまだバスも走っていないので、携帯のライトを頼りに歩くことに。
野良犬とでこぼこ道でつまずくことに怯えながら歩くこと1時間。
首都とはいえ、街灯のない道がほとんどなのですが、カリマティに近づくとポツポツと光が見えてきた!
そしてようやくたどり着きましたカリマティ卸売市場!!!!!
うわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
野菜がいっぱいある〜〜〜〜!!!!!!
富士急ハイランドの広い駐車場からチケット売り場に駆け出したくなるときみたいにテンション上がりました!(ディズニーより富士Qに行きたい女子。)
今まで静寂を極めていた夜道が嘘だったかのように活気あふれている場内。
野菜をトラックで運び込む人、
それを積む人、
それを売る人、
それを買う人。
毎日この場所でこれが繰り返し行われ、ネパールの食卓に届いているんだな〜。と少し感動。
一方で、たくさんの課題も見えてきました。
一番気になったのが衛生状態。
カリマティでは養殖の魚も売っていますが、ここに並べられる前の様子が・・・
↓これ。
もちろんすべて売り物です。
一応ビニールシートが敷かれていますが、
はみ出しているものもあるし、とにかく匂いがきつい。
魚の生臭さと腐敗臭が混ざったようななんとも嫌な匂いが充満している。
そして写真からは見えてきませんが価格変動という農家にとっては大きすぎる問題。
基本的に「カリマティタルカリバザール」では重さのみを基準に取引されます。
産地や、品質、品種は関係なく
トマト1kg=300ルピー
キュウリ1kg=100
という決め方。
1袋=200ルピー(約200円)で売られるキャベツ。
ここで売られる野菜の多くは隣国中国とインドからの輸入品。そしてネパール南部に位置するタライ平野という農業地帯から運ばれてきています。
2つの大国からの輸入される量によって、ネパールの農家の収入が不安定になるという問題も発生しているようです。
ネパール最大の市場を見てもっと良い流通の方法必ずあると確信しました。
ネパールに品質の高い野菜を衛生的に、固定価格で買い取る販売店舗があったらいいなぁ・・・・・・・
無いなら作る!
・・・ということでオーガニック野菜のお店をカトマンズにオープンする計画進行中です!
乞うご期待☆
せっかく声かけて撮らせてもらった可愛いお姉さんの写真ボケちゃった。。。